職員室の声

職員室の声

 

 

鹿児島第一中学校・高等学校職員が、週2回、リレーでお届けするフリーメッセージです。

 

令和元年度2学期終業式(原口)

2019-12-25

 おはようございます。先ほどは大掃除お疲れさまでした。おかげさまで,大変きれいになり,新しい年を迎える準備ができました。また,今日もたくさんの表彰をできました。皆さんの活躍をうれしく思います。

 

 さて今日は,いよいよ2学期の終業式です。今年は7月の大雨で,3日間休校になったことで,今日が終業式となりました。まだもう少し補習が残っていますが,ここで,一区切りつけたいと思います。

 師走も,残りわずかとなり,校庭の木々も冬らしくなってきました。春は桜,夏は海,秋は紅葉,冬は雪。平安時代には,清少納言も「春はあけぼの,夏は夜,秋は夕暮れ,冬はつとめて」と各季節ごとの美しい時間帯を紹介しています。季節ごとに微妙に趣を変えながら,寒い冬を迎えています。たくさんの学校行事と季節の移り変わりのあった二学期が,終わります。

 ここで一人一人が2学期,そして,この1年の自分自身を振り返ってほしいと思います。今皆さん一人一人がそれぞれの思いを持って迎えていることと思います。

 

 日本漢字能力検定協会によると,今年の世相を表す漢字は「令」でした。5月から元号が変わり,新しい時代の希望を感じさせる年となりました。法令改正により,消費税も上がったりしましたが,全国的にラグビーのワールドカップで盛り上がったり,九州南部4県でインターハイが開催され,スポーツを身近に感じた年でもありました。来年は東京オリンピック・パラリンピックや鹿児島で国体もあります。さらに充実した年になりそうです。

 私は2学期の始業式で,皆さんに「健康に留意し,日々の授業を大切に,各行事にメリハリのある生活をしてほしい」ということや,「読解力」をキーワードに着実に学力を付けてほしい」ということ,「時間を大事に」ということを,お願いしましたが,どうだったでしょうか。

 これからは,長文をすばやく読み解く力や,社会的なテーマの知識が必要になります。また,知識を問うものから,知識をもとに考え,判断し,表現する力を問うものにシフトしていきます。一夜漬けでは,とうてい対応できません。自分でじっくり考える時間を確保し,取り組めたでしょうか。

 

 また,2学期は,文化祭,部活の地区大会や県大会,中学3年生や高校2年生の修学旅行,研修旅行,中学1・2年生や高校1年生の一日遠足など,大きな行事が,たくさんありました。

 各部活動や各学年想い出に残る多彩な行事も,皆さんのチームワークで,それぞれに大きな成果を修めてくれたことを,大変うれしく思います。お疲れ様でした。

 生徒の皆さんの頑張りと,指導に当たられた先生方のおかげだと,心から感謝しています。

 また高校3年生は受験も始まり,模擬試験も多く,3年生にとっては,あわただしく過ぎた2学期だったのではないかと思います。そして高校3年生は,もっと時間が欲しいと思っているかもしれません。受験勉強というのは,なかなかゴールの見えない山登りのような感じがします。自分がどこまで来ているのか,この先,どれだけ登らなければならないのか,先が読めなくて不安になったり,疲れてきたり,投げ出したくなったりします。

 でも山登りは一度始めたら登るか,引き返すかしかないのです。とにかく,一歩一歩足を進めていくしかないと思います。忘れて欲しくないのは勉強しているのは,皆さん自身ですが,戦っているのは皆さんだけではないのだという事です。3年生を担当されている先生方は,模試の結果を見ながら,何が不足か,後何をやればいいのか,分析や課題の準備に追われています。鹿児島第一は,チーム鹿児島第一として,みんなで3年生の受験に向けてサポートしていこうと思っています。疲れたり,嫌になったりしたときには,自分一人が頑張っているのではないと,気持ちを切り替えて下さい。最後までチーム鹿児島第一の一員として,努力し続けて下さい。

 また,高校2年生は,夏休み以降,生徒会や部活動等,多くの場面で3年生の担ってきた役割を引き継いできたわけですが,引き続き,中心となり活躍するとともに,これからは,次の受験生になります。3学期は3年ゼロ学期とも言われます。受験生としていいスタートを切ってほしいと思っています。その覚悟が必要です。

 そして,中学生や高校1年生は,3学期は大きな行事はありませんので,落ち着いて,広い視野で自分と向き合って下さい。希望のある将来を見据えて,熱中できるもの,好きなものを見つけ,志を持ち続けてください。

 

 アメリカ大リーグで,活躍している大谷翔平選手は,中学・高校時代から,将来の夢に向けて「日誌」(目標達成表)をつけていたことが,いわれています。

 実は,その中に,日々の掃除に関する項目が登場します。夢を実現するためには,運も必要です。その運を高めるために,大谷選手は,野球の道具を大切に使ったり,試合の審判に礼儀正しい態度をとったりするだけでなく,ゴミ拾いや部屋掃除をしていました。その掃除を通した「気付き」や「感謝」が,自分を本当に強くすることを実感していたのです。

 鹿児島第一中学生,高校生として今の自分の状態がどんな状態なのか。何ができていて,何が不足しているのか。これから何をなすべきか,客観的に自分を見て下さい。そして,やらなければならないことは,気持ちよく,前向きにやることです。目標を見据えた取組を期待しています。

 本校で学ぶということは,建学の精神のもとで,学びの姿勢をしっかり持つということであり,人への思いやりを持つということです。そのことを節目節目で再確認をしてほしいと思います。自分を大事に,そして回りの人を大事にするということでもあります。社会の中で自分のよさを生かし,社会に貢献していくためには,施設やものを大切に扱い,仲間を大切にして学んでほしいと思います。

 皆さんが,この冬季休業期間に,規則正しい,充実した生活を送り,また一歩前進されることを期待しています。来るべき年は,皆さんにとっても,私たち職員,また本校にとっても新たな課題が待っています。この期間に,その課題に正面から向かうエネルギーを蓄え,前進をしていきたいと思います。

 

 大晦日には,1年を振り返り,新年には,また新たな気持ちで迎えてほしいと思います。  最後になりますが,3年生には,なかなか時間がないと思いますが,年末年始は家族や親戚,また地域の方々とコミュニケーションを深めるいい機会です。地域行事にも積極的に参加し,よい年をお迎えください。

 それでは、全員が,「元気」で「笑顔」で,始業式で会える事を願って,式辞とします。

                

 

(副校長 原口 和哉)