職員室の声

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鹿児島第一中学校・高等学校職員が、週2回、リレーでお届けするフリーメッセージです。

 

自分に負けそうになったとき(坂口)

2020-01-24

自分に負けそうになったとき,あなたは何を思いますか?

 

 日々の生活の中で,きついことやしたくないことがあると,自分に負けて手を抜いて楽な方を選びたいと思うことがあると思います。私にも1日に何度もあります。(笑)そんなとき,私は,これまで出会った人の行動や,心に残っている言葉を思い出すようにしています。

 

 最近寒くなって体を動かすことが嫌だなと思ってトレーニングをするのをやめようと自分の心に負けそうになったとき,膝の手術をして入院していた時に出会った73歳のおばあさんを思い出しました。そのおばあさんは,年をとるにつれて膝が悪くなり,歩けなくなって寝たきりになったので,もう一度自分の力で歩けるようになりたいと思い手術して, 毎日膝のリハビリを頑張っていました。リハビリ室でおばあさんが私に話しかけてきたことがきっかけで,入院生活の3週間いろんな話をしながら一緒にリハビリをしました。おばあさんは,とてもきついリハビリを文句ひとつ言わずに一生懸命頑張っていました。「自分の力で歩くことはみんなにとって当たり前のことだろうけど,私にとっては夢のようなこと。」「どんなにきつくてもつらくても同じ1日は一生のうち2度と来ないから頑張れるのよ」と笑顔で話をしてくれたことを4年たった今でも鮮明に覚えています。できなくなってはじめて気付くことですが,当たり前のことが当たり前にできることがどれだけ幸せなことなのか。とあらためて気付かされました。

 

 自分がどんなにやろうとしても簡単にできないことを1日1日全力で頑張って生きている人もいる中で,自分がやろうとすれば簡単にできることから逃げようとする自分はどうなのか?出会った人との縁を大切にして,心の支えにして,自分に負けず心折れることなく,頑張っていこうと思う今日この頃です。

 

 

(文責;坂口)