本格的な冬の近づきを感じる季節となって参りました。
理科・化学を担当している真辺です。
10月には今年のノーベル賞が発表され,日々科学の進歩を感じる中,つい最近「人工知能」に関する記事で興味深いものを読みました。
その内容は「人工知能では『コップに水を注いで』という命令に答えることができない」というものでした。簡潔に理由をお答えすると,人工知能はその行動の目標が理解できていないと,動くことができないためです。その水が「飲むため」なのか「掃除のため」なのか,はたまた「観葉植物への水やりのため」なのかまで理解できていなければ,その行動に意味を持たせられないのです。
その記事は,人工知能の脆弱性を指摘して締めくくられていましたが,この「目標を定める」という点に関しては,現在の生徒にも通ずるものがあるのではと感じました。
特に目標を持たずに授業を受ける生徒と,順位や点数などの何かしらの目標を持って授業に臨む生徒では,成績の向上にも差があるのではないかと思います。ぜひ生徒には12月の期末テストに向けて,目標を持って学びを深めてもらいたいものです。
(文責:真辺)