みなさん、おはようございます。昨年度から副校長をしています川﨑です。よろしくお願いします。それでは先生から皆さんに、いくつかお話しをしていきたいとおもいます。
約2週間の春休み、みなさんはどのように過ごしたでしょうか?昨年度の自分を思い、見つめなおす時間をもてたでしょうか?
さて、今日から、新しい1年がはじまります。特に高校3年生にとっては受験を迎える大事な1年となります。この1年間を素晴らしいものにするために。今日は皆さんに二つのお願い事をしたいと思います。
まず、皆さんには「自律」と「自立」の心を大切にして欲しいと思います。一つ目の「自律」は「自分を律する」と書きます。「自分で考える」ということです。周りの意見を取り入れながらも、自分で自分を導くことです。そしてもう一つの「自立」は「自分で立つ」、つまり「自分で行う」ということです。自ら一歩を踏み出す。挑戦してみる。「自分で考え、自分で行動する」ことがこれからの社会で必要となります。1年間ぜひこのことを考えて行動して下さい。
もう一つは、多様性を尊重する心を大切にして欲しいと思います。皆さんのまわりにはいろいろな人、物、出来事であふれかえっています。そのような多様化した社会の中でひとつの答えを出すことは難しいことです。いろいろな考えがあります。もし、自分と違う考え方の人がいれば、対話し、合意をする。「私の意見」から「私たちの意見」にしていけるような姿勢を持つことが大切です。そのような多様な社会を尊重できる、大切にできる心をもって生活していきましょう。
ここまで聞いて、「おや?」とおもった人がいると思います。そうです。昨年の始業式で話した内容とまったく同じです。大事なことなので今年も話しました。大事なことはそう変わるものではありません。今年1年を、自分のために、みんなのために、しっかりと過ごしましょう。
以上で1学期始業式の式辞とします。